皆さんこんにちは!
Kamikatsu-TeaMateの更新担当の中西です!
さて今日は
未来に繋ぐ阿波晩茶〜episode11〜
ということで、日本茶農家が教える「おいしいお茶の入れ方」 を、煎茶・玉露・ほうじ茶・玄米茶・番茶など、種類ごとに詳しく解説する。お茶本来の旨味や香りを楽しむためのコツを学び、日々のティータイムをより豊かにしよう♪
日本茶は、茶葉の種類や淹れ方によって味や香りが大きく変わる 繊細な飲み物である。せっかくの高品質な茶葉も、適切な方法で淹れなければ、その魅力を最大限に引き出すことができない。
1. おいしいお茶を淹れるための基本
お茶の味を左右する要素として、「茶葉の種類」「お湯の温度」「浸出時間」「茶器の選び方」 などが挙げられる。まずは、どんな日本茶にも共通する基本的なポイントを押さえよう。
① お湯の温度の調整が最重要
お茶の成分には、旨味(アミノ酸)、渋味(カテキン)、苦味(カフェイン) が含まれており、お湯の温度によってこれらの抽出量が変わる。
お茶の種類 |
最適な温度 |
特徴 |
玉露 |
50~60℃ |
低温でじっくり淹れると、甘みと旨味が引き立つ |
煎茶(上級) |
70~80℃ |
まろやかな甘みと適度な渋みのバランスが良い |
煎茶(普及品) |
80~90℃ |
渋みが出すぎないように温度調整が重要 |
玄米茶・ほうじ茶 |
90~100℃ |
香ばしさを引き出すために高温で淹れる |
番茶 |
90~100℃ |
さっぱりとした味わいにするため、熱湯が最適 |
ポイント:急須に直接熱湯を注ぐのではなく、一度湯冷ましすると温度調整しやすい(湯呑みに移すと約10℃下がる)。
② 茶葉の量とお湯の量を適切に
適量の茶葉とお湯を使うことで、バランスの取れた味わい になる。
お茶の種類 |
茶葉の量(1人分) |
お湯の量 |
玉露 |
約6g |
60ml |
煎茶(上級) |
約3g |
90ml |
煎茶(普及品) |
約4g |
100ml |
玄米茶・ほうじ茶 |
約5g |
150ml |
番茶 |
約5g |
150ml |
ポイント:茶葉を適切な量にすることで、苦味が強くなりすぎたり、薄くなりすぎるのを防ぐ。
③ 浸出時間を守る
お茶の旨味や香りを引き出すには、浸出時間(蒸らし時間)を適切に調整することが大切。
お茶の種類 |
浸出時間 |
玉露 |
2~3分 |
煎茶(上級) |
1分~1分30秒 |
煎茶(普及品) |
30秒~1分 |
玄米茶・ほうじ茶 |
30秒 |
番茶 |
30秒~1分 |
ポイント:長く蒸らしすぎると渋みが強くなりすぎるので注意!
2. お茶の種類別に最適な淹れ方
① 玉露:低温でじっくり旨味を引き出す
玉露は、お茶の中でも特に旨味成分(テアニン)が豊富な高級茶。低温でゆっくりと抽出することで、まろやかな甘みが楽しめる。
玉露の淹れ方
- 湯冷まししたお湯(50~60℃)を準備
- 急須に茶葉を6g入れ、60mlのお湯を注ぐ
- 2~3分ゆっくりと蒸らす
- 最後の一滴まで注ぎ切る
ポイント:急須のフタを開けて、茶葉がじっくり開く様子を楽しむのもおすすめ。
② 煎茶(上級):甘みと渋みのバランスを楽しむ
煎茶は、日本茶の中でも最もポピュラーな種類。上級煎茶は、甘みと渋みのバランスが良く、適切な温度で淹れることで本来の風味が楽しめる。
煎茶(上級)の淹れ方
- お湯を70~80℃まで冷ます
- 急須に3gの茶葉を入れ、90mlのお湯を注ぐ
- 1分~1分30秒蒸らす
- ゆっくりと注ぎ、最後の一滴まで出し切る
ポイント:二煎目は少し高めの温度(80~90℃)で、浸出時間を短めにすると美味しく飲める。
③ ほうじ茶・玄米茶:香ばしさを活かす
ほうじ茶や玄米茶は、香ばしさが特徴的な日本茶。熱湯でサッと淹れることで、香りが引き立つ。
ほうじ茶・玄米茶の淹れ方
- 急須に5gの茶葉を入れる
- 熱湯(90~100℃)を150ml注ぐ
- 30秒ほど蒸らす
- しっかり混ぜて、均一な味わいにする
ポイント:湯呑みを温めておくと、香りがより引き立つ。
④ 番茶:さっぱりとした味わいを楽しむ
番茶は、カフェインが少なく、食事と合わせやすい日本茶。高温でサッと淹れることで、すっきりとした味になる。
番茶の淹れ方
- 急須に5gの番茶を入れる
- 熱湯(90~100℃)を150ml注ぐ
- 30秒~1分ほど蒸らす
- すばやく注ぎ、軽やかな味わいを楽しむ
ポイント:二煎目も短時間で抽出すると、味のバランスが良い。
3. まとめ:お茶の種類に合わせた淹れ方を実践しよう
おいしい日本茶を楽しむためには、茶葉の種類に応じた温度・時間・量を正しく調整することが大切。
美味しく淹れるためのポイント
低温(50~60℃)でじっくり抽出する玉露
70~80℃で甘みと渋みを引き出す上級煎茶
熱湯(90~100℃)で香ばしさを楽しむほうじ茶・玄米茶・番茶
毎日のティータイムに、日本茶農家が推奨する淹れ方を取り入れ、最高の一杯を楽しんでみよう。
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