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皆さんこんにちは!
Kamikatsu-TeaMateの更新担当の中西です!
さて今日は
未来に繋ぐ阿波晩茶〜episode3〜
ということで、
今回は海外で注目されている「発酵茶」についてこの記事では深く掘り下げていきたいと思います♪
発酵食品ブームの中で、「発酵茶」が新たな健康トレンドとして世界的に注目を集めています。
紅茶や緑茶など一般的なお茶とは異なり、発酵茶は独特な製造工程と風味、そして豊富な健康効果が特徴です。
日本、中国、東南アジアといったアジア地域に根付く発酵茶は、現代の健康志向や持続可能な食文化への関心の高まりとともに、海外市場での需要が急増しています。
発酵茶は、茶葉を発酵させることで独自の風味や香り、健康効果を生み出したお茶を指します。
発酵には、茶葉中の酵素を活性化させる「酵素的発酵」と、乳酸菌や酵母などの微生物を活用する「微生物的発酵」があります。
これらの発酵プロセスにより、茶葉の成分が変化し、香りや味、機能性に独特な個性が生まれます。
プーアル茶は中国雲南省の特産品で、熟茶(後発酵)と生茶(自然発酵)に分けられます。特に熟茶は湿熱を加えながら微生物で発酵させる独自の製法が特徴です。
徳島県で作られる阿波晩茶は、茶葉を乳酸発酵させて作られる後発酵茶です。酸味のある独特の風味が特徴で、海外の発酵食品愛好家に注目されています。
ミャンマーでは、発酵茶を料理に使用する文化があります。ラペットは、茶葉を乳酸発酵させたもので、伝統的なサラダ「ラペットウ」に欠かせません。
紅茶は酵素発酵による完全発酵茶で、インドのダージリンやスリランカのセイロンティーが代表的です。
発酵茶の健康効果は、発酵による化学的変化と微生物の働きによるものです。主な健康効果を以下にまとめます。
乳酸菌や酵母を含む発酵茶は、腸内の善玉菌を増やし、消化を助けます。これは阿波晩茶やプーアル茶などの後発酵茶で特に顕著です。
発酵過程で生成されるポリフェノール類は、体内の酸化ストレスを抑え、老化防止や病気の予防に役立ちます。
プーアル茶や紅茶に含まれるカテキンは、脂肪の分解を助け、ダイエットに有効とされています。
発酵茶には、インスリン感受性を高める作用があり、糖尿病予防や管理に役立つ可能性があります。
紅茶やプーアル茶に含まれるアミノ酸「テアニン」は、リラックス効果を促し、ストレス軽減に寄与します。
欧米を中心に、キムチ、コンブチャ、味噌などの発酵食品が健康志向の消費者に支持されています。その中で発酵茶は、健康効果とエキゾチックな背景から次なるスーパーフードとして認識されています。
特にプーアル茶は、中国茶文化と相まって、ヨーロッパやアメリカの富裕層をターゲットとした高級茶市場で人気を博しています。熟成が進むほど価値が高まることから、ワインのように投資対象としても扱われることがあります。
健康志向が強く、環境意識の高いミレニアル世代やZ世代は、発酵茶の自然な製法と持続可能性に共感を覚えています。また、ノンカフェインのオプションとしても人気があります。
発酵茶の多くは、伝統的な製法を守りながら作られています。この点が環境意識の高い消費者に支持されています。一方で、需要拡大に伴う量産化による品質の低下を防ぐことが課題となります。
発酵茶の健康効果に関する科学的研究が進むことで、医療や健康産業への応用が期待されています。特に、機能性飲料市場での成長が見込まれています。
阿波晩茶やラペットなど、地域限定の発酵茶を世界に広めるには、マーケティングやブランディングの強化が必要です。オンライン販売やフェアトレードを通じて、国際市場での競争力を高める努力が求められています。
発酵茶は、伝統文化と現代の健康志向が交差するユニークな飲料です。その多様な種類、製法、健康効果が、世界中の消費者に支持される理由となっています。今後、研究の進展やサステナブルな生産体制の確立により、発酵茶はさらに進化し、国際的な食品市場での地位を高めていくことでしょう。
発酵茶を通じて、私たちは地域文化の豊かさと自然の力を再発見することができます。それは、身体にも心にも心地よい、時代を超えた価値ある飲み物です。
阿波晩茶はオンラインでもご購入できます♪
皆さんこんにちは!
Kamikatsu-TeaMateの更新担当の中西です!
さて今日は
未来に繋ぐ阿波晩茶〜episode2〜
ということで、
日本の伝統発酵茶の効能と魅力について
阿波晩茶(あわばんちゃ)は、日本の徳島県で古くから作られている発酵茶の一種で、独特の香りと酸味が特徴です。
このお茶は江戸時代から続く伝統製法で作られており、特に無農薬・無添加の自然発酵で作られるため、健康に良いと注目されています。
阿波晩茶の健康効果についても科学的に明らかになりつつあり、最近は国内外でその効能が評価されてきています。
今回は、阿波晩茶の特徴や健康効果について詳しくご紹介します。
阿波晩茶には、乳酸菌やポリフェノールが豊富に含まれており、いくつかの健康効果が期待されています。ここでは、その代表的な効能について詳しく見ていきましょう。
阿波晩茶は乳酸菌が豊富であり、この乳酸菌が腸内で善玉菌を増やす働きをします。腸内環境が整うことで、便秘の改善や免疫力の向上が期待できます。また、乳酸菌は腸内で悪玉菌の増殖を抑え、腸内フローラ(腸内細菌のバランス)を改善するのにも役立ちます。これは、阿波晩茶が「飲む乳酸菌」としても評価される理由の一つです。
阿波晩茶に含まれる乳酸菌は腸内の免疫細胞を活性化させ、免疫力を向上させる効果があるとされています。特に風邪やインフルエンザが流行する季節には、日常的に阿波晩茶を摂取することで感染予防が期待できます。腸内環境と免疫機能は密接に関連しているため、腸を健康に保つことは全身の健康にもつながるとされています。
阿波晩茶にはポリフェノールが多く含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用があり、体内の活性酸素を抑えることで、老化の原因となる細胞の酸化を防ぐ働きがあります。これにより、肌の健康やシワの予防、美容効果が期待され、アンチエイジングにも役立つと考えられています。
阿波晩茶には、香りや成分がもたらすリラックス効果もあります。茶葉を発酵させることで生成される成分がストレス緩和に寄与し、特に忙しい日常の中でほっと一息つける存在としても重宝されています。ストレスを軽減することで、自律神経が整い、心身ともに健康的な状態を保つ助けとなります。
阿波晩茶にはカロリーがほとんどなく、また乳酸菌によって腸内環境が整うことで、代謝の向上が期待できます。これにより、食後の血糖値上昇を抑えたり、脂肪の蓄積を抑える効果があるとされています。特に食後に飲むと、糖分の吸収が穏やかになるため、ダイエットを意識している方にもおすすめです。
阿波晩茶はホットでもアイスでも楽しめますが、乳酸菌が多く含まれているため、60度以上の高温ではなくぬるめのお湯で入れるのがポイントです。香りを楽しむためには、ホットでの飲み方がおすすめですが、冷やしても美味しく、夏の暑い季節には冷蔵庫で冷やしてアイス晩茶として飲むのも良いでしょう。
阿波晩茶は徳島県内の道の駅や、オンラインショップなどで購入することができます。自然発酵させたお茶のため、長期間の保存も可能ですが、風味を保つためには直射日光や湿気を避け、涼しい場所で保存することが望ましいです。開封後はできるだけ早めに飲み切ることで、乳酸菌の効果を最大限に楽しむことができます。
阿波晩茶は、乳酸菌が豊富で腸内環境の改善や免疫力向上、アンチエイジング効果、ストレス軽減、ダイエット効果など、さまざまな健康効果が期待できる日本の伝統発酵茶です。徳島県の自然の中で育まれた茶葉を活かしたこのお茶は、まさに「飲む乳酸菌」として注目される存在です。
また、その独特の酸味と風味は他のお茶にはない特徴で、日常生活に取り入れることで、味わいと健康効果を同時に楽しめるため、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。日本の伝統文化が詰まった阿波晩茶が、皆さんの健康と豊かな生活に貢献することを願っています。
阿波晩茶はオンラインでもご購入できます♪
Kamikatsu-TeaMateのブログ更新担当の中西です。
未来に繋ぐ阿波晩茶と題し、更新をしていきます♪
阿波晩茶の魅力に惹きつけられた1人がいた。
それがKamikatsu-TeaMate代表を務める、阿波晩茶の生産者、百野です。
初めて阿波晩茶に出会ったのは、今から14年前。
株式会社いろどりさんが企画していた【いろどりインターンシップ】に参加した時だった。
インターンシップは7〜30日間で徳島県勝浦郡上勝町の農業に触れるというものでワクワクしながら参加したのを今でも覚えている。
上勝町は徳島県で唯一、日本で最も美しい村連合に加盟している自治体である。
四国の町の中では最も人口が少なく約1,300人ほどの小さな農村。
少子高齢化とともに過疎化が進み、阿波晩茶をはじめ上勝町で生産されてきた作物の生産危機が目前と迫っている。
一方で近年、ゴミゼロ運動や第三セクター企業「いろどり」の「葉っぱビジネス」、樫原の棚田、山びこポイントなどがテレビ番組によく取り上げられている。
特に2003年9月に出されたゼロ・ウェイスト宣言(ゴミゼロ運動)と「いろどり」については日本全国から取材に来るほどの反響となっている。
また、住民参加型のバイオマス利活用にも取り組んでいる。
その村で阿波晩茶と出会った。
阿波晩茶はとても繊細で製法も丁寧な伝統の製法で引き継いでおり、どの工程をとっても大事に行っています。
摘む工程
上勝晩茶のお茶作りは夏。
7月上旬から町内ではあちらこちらで茶摘みをしているのを見かけられる。
茶畑ではなく山や家の周辺、田んぼの畦などに自生しているお茶から葉を採ります。
お茶の生産は年に1回。夏の盛りに大きく成長した茶葉を枝からしごき取るように採取し、摘み終わった茶の木は「坊主」なるよう全て摘み取ります。
茹でる工程
摘み取った茶葉を釜茹でし、葉の持つ酸化作用を止めます。
「茶葉を茹でる」工程はとても珍しく、ほかのお茶の製造の「蒸す」作業と同じ目的で行われるが他ではなかなか見ることはできない。
なぜ上勝晩茶は茹でるのか、その工程に行き着いた経緯は定かではないが、茹でることで茶葉に付着している雑菌などの発酵に不要な細菌類を殺菌していると考えられています。
また、ゆで汁は発酵中、桶に継ぎ足していくため、とっておきます 擦る工程 揉捻機でもむように茶葉を擦り、繊維をすりつぶしていきます。
茹でた茶葉を専用の機械に入れ、上から圧をかけて茶葉を摺ります。
乳酸菌の栄養分となるポリフェノールを出し、発酵を促進させる効果があります。
現在は他の茶産地にもあるような揉念機を使用している生産者が多いが、 昔は「茶摺り船」と呼ばれる船型をした手押し式の道具で揉念していました。
現在では数件のみがこの船型の道具を未だ使用しておりますが、年々数が減ってきています。
漬ける(発酵)
上勝晩茶の最大の特徴とも言える「発酵」 摺った茶葉を桶に敷き詰め、上から芭蕉の葉を乗せて蓋をし、重しをのせ2週間から3週間程発酵させます。
「漬物茶」と言われる上勝晩茶。
各生産者がそれぞれ独自の加工場を持ち、桶などの道具類や加工場周辺に生息している菌によって発酵させるため上勝の晩茶は生産者によって味が異なります。また、生産者が代々「家のやり方」により、茶摘み時期やこの発酵の期間もそれぞれ。
生産者の人となりがみえてくるかのように一つ一つのお茶には「個性」があります。
その個性も上勝晩茶を楽しむひとつの要素です。
干す工程
天気の良い日を見て、桶から出し、2~3日天日干しを行います。
天日干し作業初日は「桶だし」と呼ばれ、桶から茶葉を出し、ムシロに広げる作業は日の出前に行うためこの時は暗いうちから作業を始めます。
「どの作業がいちばん大変?」と聞くと、みな声を揃えてこの「天日干し」といいます。
徳島県の山間部に位置する上勝町はこの夏の時期天気が移ろいやすく、夕立が降らない日はないのではと思うほど、朝が晴天でも油断なりません。
夏の炎天下の中、ムシロの上に茶葉を広げ半時間ごとに茶葉の上下を入れ替えたり、固まった茶葉をほぐしたりと作業を続けます。
雨に濡らしては茶をダメにしてしまうため、お茶を干しているときはかたときも離れられず、雨が降りそうになったら、屋根のあるところお茶を避難させたりと本当に大変作業です
完成
上勝の阿波晩茶の生産は主に自家用。
農家さんが各家庭で「うちのやりかた」でつくるから細部は本当にバラバラ。
茶摘みの時期が7月初旬に摘む人もおれば8月のお盆を過ぎてから摘むひともおる。
発酵期間もおよそ2週間から4週間の間でばらつきがある。
生産者、そして天気・気温、その一つ一つの違いがお茶の発酵に作用しOnly Oneのお茶ができる。
Instagram↓↓
Daichi Hyakuno(@kamikatsu_teamate) • Instagram写真と動画
#阿波晩茶#お茶#tea#徳島県#伝統#地域復興#健康#カラダ#life#nature
Kamikatsu-TeaMateのブログ更新担当の中西です。
今日のテーマは脈々と引き継がれた茶葉?!ということで
少し阿波晩茶について紐解いていきましょう~♪
阿波晩茶(あわばんちゃ)は、徳島県に伝わる乳酸発酵茶で、その歴史は400年以上前にさかのぼるとされています。
独自の製法と地域に根ざした文化的背景を持つ阿波晩茶は、徳島の山間部で作られ
主に地元の人々の間で飲まれてきました。
阿波晩茶の発祥は、徳島県の那賀町や上勝町といった山間部にあり、戦国時代の終わりごろ(16世紀)に始まったとされています。
当初は農家の自家用として作られており、地元の集落で代々受け継がれる形で製造されてきました。
「晩茶」という名前は、夏の終わりに茶葉を摘むことに由来し、地域の風土に合わせた特別なお茶として発展しました。
阿波晩茶の最大の特徴は、摘んだ茶葉を乳酸発酵させる製法です。茶葉を収穫した後、一度茹でてから樽に詰め込み、自然の乳酸菌によって数週間発酵させます。
この発酵過程により、酸味がある独特の風味が生まれます。発酵の技術自体は古くからあり、中国や台湾の一部の発酵茶とも似ていますが、日本茶としては非常に珍しい製法です。
阿波晩茶は、地域の生活や文化とも深く結びついています。
地元ではお茶の収穫や製造が、家族や集落の共同作業として行われており、特に夏の終わりの一大イベントでした。
また、長期間保存が可能なため、農作業の合間や冬場の貴重な飲み物として重宝されていました。
このように、阿波晩茶は単なる飲み物を超えて、地域社会の結束や伝統を象徴する役割も果たしてきました。
昭和後期には、阿波晩茶の生産は衰退期を迎えました。
農村から若者が都市部に移住し、伝統的なお茶の需要も減少したため、製造者が減少し、阿波晩茶は消滅の危機に瀕していました。
しかし、1990年代以降、スローフード運動の影響や、発酵茶が健康に良いとされることから再び注目を集めるようになります。
地元の農家や地域団体が連携して阿波晩茶の復興に取り組み、その結果、今では徳島の重要な特産品としての地位を確立しました。
現在、阿波晩茶は国内外で注目される伝統茶として認知されています。
発酵による独特の酸味と香りが、現代の消費者にも新鮮に映り、特に健康志向の高い層から支持を得ています。
また、地域の特産品として観光資源にもなり、徳島の食文化を支える存在となっています。
阿波晩茶の生産者は今でも伝統的な製法を守りつつ、現代の需要に応じた発展を続けています。
阿波晩茶は、地域の風土と結びついたユニークな歴史を持ち、伝統を守りながら現代においてもその価値を高め続ける特別なお茶です。
#阿波晩茶#お茶#tea#徳島県#伝統#地域復興#健康#カラダ#life#nature
今年は8月にお天気が続き、各農家さんたちもスムーズに天日干し作業を終え、
うちとこのお茶も例年に比べ早くお茶が揃いました。
オンラインのお茶席とともに今年分再開いたします。
ぜひぜひ珍しい発酵茶の風味の違いなど楽しんでいただお気に入りの生産者さんを見つけてください。
ことしは、お天気に恵まれ、天日乾燥も順調に進み、続々と農家さんから新茶出来上がったと連絡を頂いております。
例年より早いできすが、新茶の受付を開始いたします。
イベント出店のお知らせ。
5月8日㈬~13日㈪10:00~20:00(13日は17:00まで)
阪急うめだ本店で開催されるワールドティーフェスティバルに出店します。
【今こそ知りたいニッポンのお茶】として上勝の阿波晩茶を販売します。
会場は阪急うめだ本店 9F祝祭広場・阪急うめだギャラリー・アートステージでありますが、僕は祝祭広場にいてます
(全日売り場でおります!!!)
徳島県でつくられる珍しい乳酸菌発酵茶の魅力を当日は試飲をしてもらいながらたくさんお伝えします~
お近くの方は是非会場にてお待ちしております~
また、今回のイベント出店により、ご注文商品の発送ができず、5月14日以降の発送になりますことご了承のほどよろしくお願い致します。
長らく、在庫切れとなっておりました上勝晩茶ですが、
ようやく今年の新茶が出来上がりました。
Kamikatsu-TeaMateでも数件の生産者さんから入荷が始まり、新茶のご注文を
開始させていただきます。
2023年、最初のイベントは大阪~
1月28日、29日に大阪・天満橋である「大大阪茶会」です。
全国各地からお茶が集まる2日間となっています。
Kamikatsu-TeaMateは代表の百野が2日間ブースでお茶を振舞っております。
お近くの方、お茶好きさんもそうでない方も、ぜひ足を運んでください。
イベントの詳細は「大大阪茶会」