皆さんこんにちは!
Kamikatsu-TeaMateの更新担当の中西です!
さて今日は
未来に繋ぐ阿波晩茶〜episode12〜
ということで、日本茶農家が推奨するお茶の正しい保管方法について詳しく解説 する。保存の基本、適した容器の選び方、茶葉の劣化を防ぐポイント、種類別の保管方法、長期保存のコツ などを学び、最高の状態でお茶を楽しもう♪
日本茶は、保存状態によって風味が大きく左右される 繊細な飲み物である。茶葉は時間が経つにつれて酸化や湿気の影響を受け、香りや味が劣化してしまう ため、適切な保管方法を知ることが重要だ。
1. なぜ正しい保管方法が重要なのか?
日本茶は、光・温度・湿度・酸素・におい などの環境要因によって劣化する。適切な保管をしないと、以下のような問題が発生する。
劣化の主な原因
劣化の要因 |
影響 |
酸化 |
お茶の色が茶色く変色し、香りが飛ぶ |
湿気 |
湿気を吸収し、味がぼやける |
光(日光・蛍光灯) |
カテキンやビタミンCが分解され、風味が落ちる |
温度変化 |
熱で成分が変質し、渋みや苦味が強くなる |
におい移り |
周囲の強いにおいを吸収し、本来の香りが損なわれる |
ポイント:お茶の品質を保つためには、酸素・湿気・光・温度変化・においを徹底的に管理することが大切!
2. 日本茶の適切な保存環境
お茶を長持ちさせるためには、以下の4つの条件を満たす環境で保存する ことが大切である。
① 適切な温度(5~15℃が理想)
- 高温を避け、涼しい場所で保管する(夏場は特に注意!)
- 冷蔵庫での保存は可能だが、温度変化に注意が必要
② 湿度を避ける(50%以下が理想)
- お茶は湿気を吸収しやすい ため、梅雨時や夏場は特に注意。
- 密閉容器を使用し、湿気が入らないようにする。
③ 直射日光・光を避ける
- 日光や蛍光灯の光が当たると、茶葉が変質する。
- 光を遮る茶筒や袋に入れることで、劣化を防ぐ。
④ 強いにおいの近くで保管しない
- お茶はにおいを吸収しやすい性質 があるため、香辛料・洗剤・化粧品などの近くで保管しない。
- 脱酸素剤を活用すると、におい移りや酸化を防ぎやすい。
3. お茶の保管に適した容器の選び方
お茶の品質を維持するためには、適切な容器の選択が不可欠 である。
容器の種類 |
特徴 |
おすすめ度 |
茶缶・茶筒(アルミ・ブリキ製) |
気密性が高く、湿気や光を遮断できる |
★★★★★ |
ガラス容器(密閉タイプ) |
におい移りが少ないが、光を通しやすい |
★★★★☆(遮光性のある場所で保管) |
プラスチック容器 |
軽量で扱いやすいが、密閉性がやや低い |
★★★☆☆ |
ジップロック(アルミ製) |
手軽に使え、光や湿気を防ぐ |
★★★★☆ |
ポイント:長期保存の場合は、茶筒+ジップロックや真空パックの併用がおすすめ!
4. 日本茶の種類別・正しい保存方法
お茶の種類によって、適切な保管方法が異なる。それぞれの特徴に合わせた保存方法を実践しよう。
① 煎茶・玉露(上級茶)
特徴: 旨味成分(アミノ酸)が豊富で、酸化や湿気の影響を受けやすい。
保存方法:
短期(1~2か月以内) → 茶筒で常温保存(暗所・低温)
長期(2か月以上) → 冷蔵庫保存(密閉容器+乾燥剤)
冷蔵庫から出す際は、常温に戻してから開封する(結露防止)。
② ほうじ茶・玄米茶・番茶
特徴: 焙煎されているため、比較的湿気に強く、香りが飛びやすい。
保存方法:
茶缶や密閉容器に入れ、常温保存でOK
冷蔵庫に入れると香りが飛びやすくなるため避ける
ほうじ茶・玄米茶は、開封後は1か月以内に使い切るのがベスト!
③ 抹茶
特徴: 粉末状で酸化しやすく、湿気に弱い。
保存方法:
開封後はすぐに使い切る(2週間以内推奨)
冷蔵庫保存が基本(密閉容器+乾燥剤+脱酸素剤)
開封後はできるだけ早く使い切るのが鉄則!
5. 長期保存のためのコツ
お茶を長期間保存する場合は、劣化を防ぐための工夫が必要 となる。
脱酸素剤を入れる → 酸化を防ぎ、鮮度を維持
冷蔵・冷凍保存する(ただし、開封前限定)
小分けにして保存 → 大量の茶葉を開封せず、使う分だけを小出しに
ポイント:一度開封したお茶は早めに飲み切るのが理想!
6. まとめ:正しい保管で最高の日本茶を楽しもう
日本茶の風味を長く楽しむためには、適切な環境で保管し、劣化を防ぐことが重要 である。
正しい保管のポイント
酸化・湿気・光・温度変化・においを避ける
茶筒や密閉容器を使い、冷暗所で保存
長期保存の場合は冷蔵庫・冷凍庫を活用(結露対策を忘れずに!)
開封後は早めに飲み切る(特に抹茶・玉露は鮮度が命)
正しい保存方法を実践し、日本茶本来の豊かな風味と香りを最大限に楽しもう!
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