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月別アーカイブ: 2025年3月

未来に繋ぐ阿波晩茶~episode12~

皆さんこんにちは!

Kamikatsu-TeaMateの更新担当の中西です!

 

さて今日は

未来に繋ぐ阿波晩茶〜episode12〜

ということで、日本茶農家が推奨するお茶の正しい保管方法について詳しく解説 する。保存の基本、適した容器の選び方、茶葉の劣化を防ぐポイント、種類別の保管方法、長期保存のコツ などを学び、最高の状態でお茶を楽しもう♪

 

 

日本茶は、保存状態によって風味が大きく左右される 繊細な飲み物である。茶葉は時間が経つにつれて酸化や湿気の影響を受け、香りや味が劣化してしまう ため、適切な保管方法を知ることが重要だ。


1. なぜ正しい保管方法が重要なのか?

日本茶は、光・温度・湿度・酸素・におい などの環境要因によって劣化する。適切な保管をしないと、以下のような問題が発生する。

劣化の主な原因

劣化の要因 影響
酸化 お茶の色が茶色く変色し、香りが飛ぶ
湿気 湿気を吸収し、味がぼやける
光(日光・蛍光灯) カテキンやビタミンCが分解され、風味が落ちる
温度変化 熱で成分が変質し、渋みや苦味が強くなる
におい移り 周囲の強いにおいを吸収し、本来の香りが損なわれる

ポイント:お茶の品質を保つためには、酸素・湿気・光・温度変化・においを徹底的に管理することが大切!


2. 日本茶の適切な保存環境

お茶を長持ちさせるためには、以下の4つの条件を満たす環境で保存する ことが大切である。

① 適切な温度(5~15℃が理想)

  • 高温を避け、涼しい場所で保管する(夏場は特に注意!)
  • 冷蔵庫での保存は可能だが、温度変化に注意が必要

② 湿度を避ける(50%以下が理想)

  • お茶は湿気を吸収しやすい ため、梅雨時や夏場は特に注意。
  • 密閉容器を使用し、湿気が入らないようにする

③ 直射日光・光を避ける

  • 日光や蛍光灯の光が当たると、茶葉が変質する
  • 光を遮る茶筒や袋に入れることで、劣化を防ぐ

④ 強いにおいの近くで保管しない

  • お茶はにおいを吸収しやすい性質 があるため、香辛料・洗剤・化粧品などの近くで保管しない
  • 脱酸素剤を活用すると、におい移りや酸化を防ぎやすい

3. お茶の保管に適した容器の選び方

お茶の品質を維持するためには、適切な容器の選択が不可欠 である。

容器の種類 特徴 おすすめ度
茶缶・茶筒(アルミ・ブリキ製) 気密性が高く、湿気や光を遮断できる ★★★★★
ガラス容器(密閉タイプ) におい移りが少ないが、光を通しやすい ★★★★☆(遮光性のある場所で保管)
プラスチック容器 軽量で扱いやすいが、密閉性がやや低い ★★★☆☆
ジップロック(アルミ製) 手軽に使え、光や湿気を防ぐ ★★★★☆

ポイント:長期保存の場合は、茶筒+ジップロックや真空パックの併用がおすすめ!


4. 日本茶の種類別・正しい保存方法

お茶の種類によって、適切な保管方法が異なる。それぞれの特徴に合わせた保存方法を実践しよう。

① 煎茶・玉露(上級茶)

特徴: 旨味成分(アミノ酸)が豊富で、酸化や湿気の影響を受けやすい。
保存方法:
短期(1~2か月以内)茶筒で常温保存(暗所・低温)
長期(2か月以上)冷蔵庫保存(密閉容器+乾燥剤)

冷蔵庫から出す際は、常温に戻してから開封する(結露防止)。


② ほうじ茶・玄米茶・番茶

特徴: 焙煎されているため、比較的湿気に強く、香りが飛びやすい。
保存方法:
茶缶や密閉容器に入れ、常温保存でOK
冷蔵庫に入れると香りが飛びやすくなるため避ける

ほうじ茶・玄米茶は、開封後は1か月以内に使い切るのがベスト!


③ 抹茶

特徴: 粉末状で酸化しやすく、湿気に弱い。
保存方法:
開封後はすぐに使い切る(2週間以内推奨)
冷蔵庫保存が基本(密閉容器+乾燥剤+脱酸素剤)

開封後はできるだけ早く使い切るのが鉄則!


5. 長期保存のためのコツ

お茶を長期間保存する場合は、劣化を防ぐための工夫が必要 となる。

脱酸素剤を入れる → 酸化を防ぎ、鮮度を維持
冷蔵・冷凍保存する(ただし、開封前限定)
小分けにして保存 → 大量の茶葉を開封せず、使う分だけを小出しに

ポイント:一度開封したお茶は早めに飲み切るのが理想!


6. まとめ:正しい保管で最高の日本茶を楽しもう

日本茶の風味を長く楽しむためには、適切な環境で保管し、劣化を防ぐことが重要 である。

正しい保管のポイント

酸化・湿気・光・温度変化・においを避ける
茶筒や密閉容器を使い、冷暗所で保存
長期保存の場合は冷蔵庫・冷凍庫を活用(結露対策を忘れずに!)
開封後は早めに飲み切る(特に抹茶・玉露は鮮度が命)

正しい保存方法を実践し、日本茶本来の豊かな風味と香りを最大限に楽しもう!

 

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未来に繋ぐ阿波晩茶~episode11~

皆さんこんにちは!

Kamikatsu-TeaMateの更新担当の中西です!

 

さて今日は

未来に繋ぐ阿波晩茶〜episode11〜

ということで、日本茶農家が教える「おいしいお茶の入れ方」 を、煎茶・玉露・ほうじ茶・玄米茶・番茶など、種類ごとに詳しく解説する。お茶本来の旨味や香りを楽しむためのコツを学び、日々のティータイムをより豊かにしよう♪

 

日本茶は、茶葉の種類や淹れ方によって味や香りが大きく変わる 繊細な飲み物である。せっかくの高品質な茶葉も、適切な方法で淹れなければ、その魅力を最大限に引き出すことができない。


1. おいしいお茶を淹れるための基本

お茶の味を左右する要素として、「茶葉の種類」「お湯の温度」「浸出時間」「茶器の選び方」 などが挙げられる。まずは、どんな日本茶にも共通する基本的なポイントを押さえよう。

① お湯の温度の調整が最重要

お茶の成分には、旨味(アミノ酸)、渋味(カテキン)、苦味(カフェイン) が含まれており、お湯の温度によってこれらの抽出量が変わる

お茶の種類 最適な温度 特徴
玉露 50~60℃ 低温でじっくり淹れると、甘みと旨味が引き立つ
煎茶(上級) 70~80℃ まろやかな甘みと適度な渋みのバランスが良い
煎茶(普及品) 80~90℃ 渋みが出すぎないように温度調整が重要
玄米茶・ほうじ茶 90~100℃ 香ばしさを引き出すために高温で淹れる
番茶 90~100℃ さっぱりとした味わいにするため、熱湯が最適

ポイント:急須に直接熱湯を注ぐのではなく、一度湯冷ましすると温度調整しやすい(湯呑みに移すと約10℃下がる)。

② 茶葉の量とお湯の量を適切に

適量の茶葉とお湯を使うことで、バランスの取れた味わい になる。

お茶の種類 茶葉の量(1人分) お湯の量
玉露 約6g 60ml
煎茶(上級) 約3g 90ml
煎茶(普及品) 約4g 100ml
玄米茶・ほうじ茶 約5g 150ml
番茶 約5g 150ml

ポイント:茶葉を適切な量にすることで、苦味が強くなりすぎたり、薄くなりすぎるのを防ぐ。

③ 浸出時間を守る

お茶の旨味や香りを引き出すには、浸出時間(蒸らし時間)を適切に調整することが大切

お茶の種類 浸出時間
玉露 2~3分
煎茶(上級) 1分~1分30秒
煎茶(普及品) 30秒~1分
玄米茶・ほうじ茶 30秒
番茶 30秒~1分

ポイント:長く蒸らしすぎると渋みが強くなりすぎるので注意!


2. お茶の種類別に最適な淹れ方

① 玉露:低温でじっくり旨味を引き出す

玉露は、お茶の中でも特に旨味成分(テアニン)が豊富な高級茶。低温でゆっくりと抽出することで、まろやかな甘みが楽しめる。

玉露の淹れ方

  1. 湯冷まししたお湯(50~60℃)を準備
  2. 急須に茶葉を6g入れ、60mlのお湯を注ぐ
  3. 2~3分ゆっくりと蒸らす
  4. 最後の一滴まで注ぎ切る

ポイント:急須のフタを開けて、茶葉がじっくり開く様子を楽しむのもおすすめ。


② 煎茶(上級):甘みと渋みのバランスを楽しむ

煎茶は、日本茶の中でも最もポピュラーな種類。上級煎茶は、甘みと渋みのバランスが良く、適切な温度で淹れることで本来の風味が楽しめる。

煎茶(上級)の淹れ方

  1. お湯を70~80℃まで冷ます
  2. 急須に3gの茶葉を入れ、90mlのお湯を注ぐ
  3. 1分~1分30秒蒸らす
  4. ゆっくりと注ぎ、最後の一滴まで出し切る

ポイント:二煎目は少し高めの温度(80~90℃)で、浸出時間を短めにすると美味しく飲める。


③ ほうじ茶・玄米茶:香ばしさを活かす

ほうじ茶や玄米茶は、香ばしさが特徴的な日本茶。熱湯でサッと淹れることで、香りが引き立つ。

ほうじ茶・玄米茶の淹れ方

  1. 急須に5gの茶葉を入れる
  2. 熱湯(90~100℃)を150ml注ぐ
  3. 30秒ほど蒸らす
  4. しっかり混ぜて、均一な味わいにする

ポイント:湯呑みを温めておくと、香りがより引き立つ。


④ 番茶:さっぱりとした味わいを楽しむ

番茶は、カフェインが少なく、食事と合わせやすい日本茶。高温でサッと淹れることで、すっきりとした味になる。

番茶の淹れ方

  1. 急須に5gの番茶を入れる
  2. 熱湯(90~100℃)を150ml注ぐ
  3. 30秒~1分ほど蒸らす
  4. すばやく注ぎ、軽やかな味わいを楽しむ

ポイント:二煎目も短時間で抽出すると、味のバランスが良い。


3. まとめ:お茶の種類に合わせた淹れ方を実践しよう

おいしい日本茶を楽しむためには、茶葉の種類に応じた温度・時間・量を正しく調整することが大切

美味しく淹れるためのポイント

低温(50~60℃)でじっくり抽出する玉露
70~80℃で甘みと渋みを引き出す上級煎茶
熱湯(90~100℃)で香ばしさを楽しむほうじ茶・玄米茶・番茶

毎日のティータイムに、日本茶農家が推奨する淹れ方を取り入れ、最高の一杯を楽しんでみよう。

 

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